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代表挨拶
ソーシャル・ディスタンス ファミリー・ディスタンス
2020年初頭から猛威を振るった新型コロナウィルスの流行により、多くの方が罹患され、また尊い命を落とされ、そして社会、経済は激しい変化を余儀なくされました。
こうした中で当神崎紙器グループが、現在まで家族を含め従業員から一人の感染者も出すことなく、平常通りの操業ができたことには、ただただ感謝の言葉しかありません。
この度のコロナ禍で『ソーシャル・ディスタンス』という新しい社会行動理念が生まれました。
日本語で言えば間隔を空ける・距離を置く・適度、適切な間合いという意味なのでしょう。
ソーシャル(社会的・公的)といえば日本の通念では「他人に迷惑をかけない距離感」となるのでしょうか。
ただ英語圏のソーシャルには「福祉・社会活動」の意味が強く「困っている人に手助けする」つまり、ソーシャル・ディスタンスは「離れていても寄りそう・助け合う」という相反する考え方の言葉を結合させた造語です。
しかし日本人は、少なくとも私はソーシャル・社会的と言えば他人・直接関わりの無い人ととってしまい、「見て見ぬふり」のよそよそしさがただよいスッキリしません。
そこで「ソーシャル」を「ファミリー」と考えてみましょう。
「社会的・公的=家族的・身内」。「よそよそしい=親身になる」と言い換えることができるのではないでしょうか。
今後必ず繰り返し襲ってくるコロナの時代にはこのファミリー(家族・親身)にディスタンス(距離・間合い)を付けた新しい考え方で対処すべきではないでしょうか。
これからは「ファミリー・ディスタンス」をコロナと共に暮らしていく指針、社会生活を営む根本としていこうと思います。
ところで日本では昔からファミリー・ディスタンスという考え方があり、ことわざに
「親しき仲にも礼儀あり」
この言葉をコロナの時代にコロナに立ち向かう神崎五十六期の指針にしたいと思います。
私たちオーナー系会社で注意しなければならないのは、長年転勤・転属が少なく人間関係が固定化することです。
充分に話し合わないで長年の経験でスタッフの活動を決め込む。
スタッフにお礼・ねぎらいの言葉も少なく、失敗・過ちに注意もありません。
そこで五十六期からは大いに褒め、間違いには叱咤激励の言葉をかけること、まずは「きちんと目を見て話し合う」ことから始めよう、と話しております。
そうして同じ機械・職場のスタッフとは当然の事、前工程、後工程のスタッフとのチームワークをより強固なものとし、協力して全力を出せるようにしよう、と。
今まで以上に高みを目指す神崎紙器グループを今後ともよろしくお願いいたします。
神崎紙器工業株式会社 代表取締役社長
池田誠喜

左から3番目 池田誠喜 代表取締役社長。